2016年07月07日

Report「宇都宮けんじ、サンダースを語る」



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 7月6日(火)、スターライズタワー(東京都港区)にて、「宇都宮けんじ、サンダースを語る」と題したトークイベントが行われました。
 都知事選への注目が高まる中、会場には定員を超える120名が集まり、あらたに椅子を出さなければならないほどの盛況ぶり。マスコミも、朝日新聞、読売新聞など合わせて10数社が取材に来ており、宇都宮けんじへの関心が窺えました。

 トークイベントは、まずは、今回の参考テキストとなる『バーニー・サンダース自伝』
 (バーニー・サンダース著、大月書店)の翻訳者である、萩原伸次郎さん(横浜国立大学名誉教授)から、バーニー・サンダースの経歴や活動についてのお話がありました。

「バーニー・サンダース(1941年生まれ)は、1981年〜89年、バーモント州バーリントン市長をつとめ、その後、1991年 〜2007年、下院議員を経て、2007年以来、上院議員をつとめています。一環して、無所属で、民主的社会主義者であることを標榜。2010年、ブッシュ政権から続いていた減税措置の延長をめぐって、8時間半に及ぶフィリバスター演説を行いました。ブッシュの金持ち優遇政策と新自由主義を鋭く批判し、インターネットなどで注目を集め、今回の大統領選に出馬するきっかけとなりました。 
 現在は、民主党に入党し、労働者や貧しい人々の立場に立ち、格差・貧困の問題に取り組むのは自分の役目、と言っています」

 次に、バーニー・サンダースの関連動画が紹介されました。

「正義とは」
https://www.youtube.com/watch?v=CZFjR1CerVk
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 そしていよいよ、宇都宮けんじが登場。
「この『バーニー・サンダース自伝』、出版社からいただいて、一気に読みました。私は、本を読むとき、赤線を引き、付箋をつけながら読むのですが、この本は重要なところばかりなので、赤線と付箋ばかりになってしまいました(笑)。サンダースが運動をどうとらえ、選挙をどう闘おうとしているのか、その考えがよくわかりました。そして、『これは私たちの運動にたいする大きな励ましの書である』とコメントしました」
 さらに、
「アメリカと同様、日本も、99%が1%の犠牲になっているという現実があります。アメリカの子どもの貧困率は、20%(5人に1人)、一方、日本は今にもそれに追いつこうとする16%(6人に1人)という過去最悪の数字なっています。そして、非正規労働者の割合は、4割を超え、年収200万円以下が増加しており、3世帯に1世帯は貯蓄がゼロという現実があります。安倍政権によって、格差貧困が広がっているのは間違いありません」
と、日本の貧困の現状を、データを出して、詳しく紹介した上で、
「貧困が広がるほど、社会保障が必要になります。そして社会保障を充実させるためには、財源が必要ということで、安倍政権は消費増税を行ったわけですが、一方で、法人税は下げている。つまり消費増税は、減った法人税を埋めるために使われているのです」
と、日本の税制の問題も鋭く指摘しました。

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 第二部は、サンダース関連の動画をもう1本紹介。

「今こそ99%のための政府を!」
https://www.youtube.com/watch?v=0GgPuMJoCBA

 宇都宮けんじのトークが続きます。
「サンダースに学ばなければならない最重要ポイントは、『選挙をいかに闘うか』ということです。サンダースが、バーモント州市長、下院議員、上院議員と選挙を勝ち抜いていく過程で重要視したのは、低所得者層が投票に行くよう、教育し、組織化することでした。『選挙はひとつの教育だ』と。これによって、多くの人が、『投票によって世界を変えることができる』とわかったのです。ここに私たち日本の市民運動も大いに学ぶべき点があると思います」
 この「選挙は人々を教育する運動だ。組織化して、次の選挙に行かせる。そうすれば社会を変えることができる」という話を、宇都宮さんは語気を強めて、何度も繰り返し語りました。よほど、心に残った箇所だったのでしょう。
 さらに、日本の選挙制度と公職選挙法の問題を指摘し、あらためて「選挙闘争」の重要性について熱弁をふるいました。
 最後に、サンダースの「まじめでありながら、なおかつ楽観的であることは可能だ」という言葉が最も響いた、として、
「今回の参院選で市民連合やSEALDsが出てきたことはとても喜ばしい。今年は、選挙闘争の元年になるはずです。そして、あと5〜10年で、安倍政権がもたらした日本社会を総とっかえできると私は確信しました。それがこの本を読んだ私の感想です」
と、力強くトークを締めくくりました。会場からは拍手喝采が起きました。
 2回の都知事選を闘ってきて、ますますパワーアップしてきた宇都宮けんじ。みなぎる闘志を感じる、熱いトークイベントとなりました。

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posted by チームうつけん・ナオカ at 00:00| イベント報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする