2016年07月17日

ご支援、ご協力いただいたみなさまへ


 私たちは、このたびの東京都知事選挙で、人にやさしい都政、「『困った』が希望に変わる」都政の実現をめざし、宇都宮けんじを候補者として擁立してたたかうことを7月11日に記者会見をして公表し、あわせて政策も示しましたが、きわめて残念なことに、7月13日、都知事選からの撤退という苦渋の選択をせざるを得ませんでした。
 宇都宮知事の誕生に強い期待と支持を寄せてくださっていた皆様、貴いご協力をくださっていた皆様に、あらためて、深くお礼とお詫びを申し上げます。

 私たちは2014年の2回目の挑戦が次点となって終わった際にも、宇都宮を中心として活動を継続していくことを宣言し、実際に定例の政策研究会やシンポジウム、都議会傍聴などを継続的に行なってきました。
 6月中旬に舛添氏の知事辞任が明らかになってからは、都知事選挙で三度目の挑戦を行なうために準備を進めてきました。野党の方々とも、支援をめぐってさまざまな形で調整を行なってきましたが、野党4党全体の賛同が得られる形にはなりませんでした。

 私たちは重要な意味を持つ参院選のたたかいに配慮しつつ、やはり一日でも早く政策を示して政策本位の選挙を行なっていきたいと考え、また野党側から具体的な候補者名や政策協定などが出されていない状況にも鑑み、参院選投票日翌日の11日に立候補表明を行ないました。
 しかし、翌12日午後になって、野党4党として鳥越俊太郎氏を候補者とすることが公表されました。
 鳥越氏は、都政をめぐる政策についてはこれからという状況ではありましたが、二度にわたる宇都宮けんじとの会談の中で、宇都宮の政策への賛意、これまでの私たちの活動への敬意を示しました。また、選対には「一本化すべきだ」という声も多く届きました。11日の夜には、二度、民進党と共産党の幹部による事情説明が行なわれました。

 すでに都民の方々に政策を示していることの責任、宇都宮への投票を願う都民の選択肢を奪うことになる重み、政策協定などないままの野党統一候補であることへの不安、保守分裂の中でより都民にやさしい都政を誕生させる機会であるということなど、さまざまな要素について、短時間で判断をくださなければならない、そのような悩ましい状況に、私たち、とりわけ宇都宮けんじ本人は置かれることになりました。

 選対メンバー・事務局スタッフによる二度の深刻な会議を経て、宇都宮自身が判断し、今回の選挙では市民運動の分裂を避け、保守勝利を阻むために、撤退という決断を下すこととなりました。
 都民の方々の混乱を少しでも避けるため、告示日の朝刊にはそのことが報道されるよう、記者会見を午後7時45分より開催し、取りやめを公表いたしました。

 以上が、立候補をとりやめるまでの簡単な経過です。詳細についてはあらためて選挙後に整理してご報告したいと私たちは考えていますが、まずは何より、これまであつくご支持をいただいていた皆様に、簡潔ながら経過を報告するとともに、深くお詫びを申し上げる次第です。

 現在、非常に多くの問い合わせや激励、カンパのお申し出などをいただいております。

 心より御礼を申し上げます。スタッフも今回の出来事に大きなショックを受けながらの対応でありますので、行き届かないことなど多々あろうかと思いますが、なにとぞお許しください。

2016年7月17日

   
希望のまち東京をつくる会


 ※7月13日に行なった記者会見の模様はこちらからご覧になれます。
   http://twitcasting.tv/teamutsuken/movie/287656157



posted by チームうつけん・ナオカ at 17:21| 談話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月13日

苦渋の決断の上、立候補を取りやめることに致しました



 本日、7月13日(水)午後7時45分より、選対事務所にて会見を開き、
宇都宮けんじは都知事選の立候補を取りやめると発表しました。
 応援してくださったみなさま、これから応援しようと考えてくださっていたみなさま、
本当にありがとうございました。

 宇都宮けんじは、「このままでは市民運動の人の間にも対立が生まれかない。
保守分裂の千載一遇の機会でもあり、鳥越さんは私どもの政策を参考にしてもいる。
3度目の選挙を市民の力で戦うという私どもへの敬意の念も示された」

 そのうえで、一緒に闘ってきた皆さんに、
「心よりお礼とお詫びを申し上げます。
もとより運動をとりやめるわけではなく、
さらに発展させるための苦渋の決断です」
 とお伝え致しました。

 以下、宇都宮けんじのコメントです。

_____________________________

 宇都宮けんじです。
 本日、私は、明日告示される東京都知事選への出馬を取り下げる判断をいたしました。

 私は過去2回にわたり、首都東京のあり方を大胆に刷新することをめざし、
「希望のまち東京」を掲げて、若い仲間たちや多くの支援者とともに、
東京都知事選に挑戦してまいりました。

いまも残念に思うことは、自分が次点に終わったということより、
都民の生活を一番に考えるべき都知事が、カネの問題で短期間で辞任する、
そんなことが二度も繰り返されたという異常な事態でした。

今回、私は、今こそクリーンな東京を、無駄遣いをやめて、
都民のために、東京に希望を取り戻すために税金を使う、
そんな「当たり前」を実現したいという思いから、
先日、3度目の都知事選に挑もうと決意し、
皆様にも政策をお示しし、走り始めたところでした。

私はこの選挙を、これまでの都知事選挙においてもそうでしたが、
さまざまな社会問題の存在を知らせ、その解決をともに考え、
討論する場所であると考えております。
それを通じて政策をともに考え、新しい自治をつくっていく場であると思います。
決して知名度優先の人気投票であってはいけないと思っていました。

しかしながら、昨日になって野党の方々が他の候補者を立てられたことにより、
その社会運動を担っている方々の間にも、
非常に悩ましい、対立的な状況が生まれかねないこととなりました。

 一方で、今回の都知事選挙は、保守の候補者が分裂しているという状況にあり、
都政をより都民の生活にやさしいものへと転換していく、千載一遇の機会でもあります。

 鳥越さんと昨日と本日、二度お会いして、その立候補へのお考えなどをうかがい、
政策的にも私たちの政策を参考にされていくとのこともうかがいました。
三度目の選挙を市民の力でたたかうという、私たちの選対への敬意の念も感じられました。

そこで私は、大局的な観点から考え、
今回の選挙戦からは撤退という判断をすることといたしました。
今回の選挙に向けて、私を支援してくださり、
支持を寄せてくださっていた多くの都民の方々に、
心よりお礼とお詫びを申し上げます。

もとより、この東京を、
より人にやさしい、希望の持てるまちへと変革していく、
そのための運動をあきらめるわけではありません。
むしろ逆です。さらに運動を前進させるための苦渋の決断です。
どうぞご理解をお願い致します。

今回、わたしは立候補を取り下げることにいたしましたが、
今後も、私はこれまでどおり、多くの市民・都民の「困った」という声に現場から向き合い、
仲間たちとともに都政を監視し、都政を変えていく取り組みを進めてまいります。

宇都宮けんじ

会見の模様はこちらからご覧ください
 http://twitcasting.tv/teamutsuken/movie/287656157



posted by チームうつけん・ナオカ at 21:05| 談話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月11日

宇都宮けんじ出馬会見 要旨


本日、7月11日(月)午後2時より、都庁記者クラブにて、出馬の会見を行いました。
その要旨をお届けします。みなさん、ご一緒によろしくお願いいたします。

_DSC1473.JPG



宇都宮けんじです。
今度こそ、都民のための都政、クリーンな都政を実現する。
そのために、三度目の挑戦を決意しました。

私はこれまで、45年以上にわたって、弁護士として、多くの方々の悩みごと、困りごとの相談に乗り、解決してまいりました。

高金利の借金を抱えてしまった人、オウム真理教のサリン事件の被害を受けた人、いわゆる派遣切りによって仕事と住まいを失い野宿を余儀なくされた人、原発事故の被害を受けて避難を余儀なくされた人たち――。

このような、本当に困り抜いている人たちと多く接してきて、やはりこうした苦しみの背景にある政治の貧しさ、これを変えなければいけない、とりわけ、私自身が暮らしてきた、この東京を変えなければいけないと痛感し、過去二回の都知事選挙をたたかってきました。

1300万人以上の方が生活しているこの東京、比較的豊かな財源を持つこの東京ですが、しかし、こんにちも多くの住民の方々が、さまざまな困りごとを抱えています。保育所がなくて困っている人、介護に悩んでいる人、ひどい労働環境で苦しんでいる人、学費が払えずに学校に通えない若い人、不安定な生活で将来が展望できない若い夫婦、切り下げられる福祉で生活に困っているお年寄り。

こうしたこと方たちの困りごとの多くは、都政を変えれば、解決できるんです。安心して子育てできる、働ける、老後を過ごせる。誰もが人間らしく生きて、希望を持って暮らすことができる、そういう東京は、都政が変われば十分に実現できると確信しています。

東京都にはそれだけの財源もあります。ただ、その財源を都民のために使わず、無駄遣いしてしまってきただけです。
私は、前回の都知事選が終わってからも、問題の起きている東京の多くの現場に足を運び、多くの都民の方々の声を聞いてきました。都議会を毎回傍聴し、政策の検討を多くの専門家の方々と続けてまいりました。

まず、今回の都知事選挙で、私が強く言いたいことは、都政のすべてを都民のために、ということです。税金の無駄を削り、クリーンな都政を実現する、そして、地方自治法でいう「住民の福祉の増進」を、都政の目的にすえる。この当たり前のことが、これまで実現してこなかったわけです。まずこれを実現したいと思っています。

クリーンな都政を実現するためには、議会と職員の方々の協力も必要ですが、都民自身が参加して都政をチェックする仕組みが必要だと思います。行政から独立し、強力な調査権限を持つチェック機関を設置します。ここで、過去の都政にかかわる不正や無駄遣いも、すべて公の場で徹底的に調査いたします。

このようにして無駄を削り、それで作り出した財源は、すべて都民の福祉の充実のために使うことを公約に掲げます。

●政策部分ここでは略されています

主要な政策は準備できておりましたが、昨日おこなわれました参議院選挙、これはとても重要な意味を持つ選挙でしたので、これまで立候補表明を控えてまいりました。それも終わりましたので、本日、立候補の表明をすることとした次第です。

今回の都知事選挙では、なんといっても、正々堂々と政策を論じ合いたいと願っています。他の候補者の方々との、政策を中心とした討論を通じて、都民の方々に、東京の未来を選びとっていただきたいと思っています。

最後になりますが、私は、この東京を、人と人とが支えあい、あたたかいまちに変えたいと思っています。これは、誰かが変えるのではなく、私たち自身の手で変えることができるのだと、私は確信しています。短い選挙戦ではありますが、これからの選挙戦の中で、それを訴えていきたいと思います。

どうぞよろしくお願い致します。


_DSC1615.JPG

posted by チームうつけん・ナオカ at 23:15| 談話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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