本日、7月11日(月)午後2時より、都庁記者クラブにて、出馬の会見を行いました。
その要旨をお届けします。みなさん、ご一緒によろしくお願いいたします。
宇都宮けんじです。
今度こそ、都民のための都政、クリーンな都政を実現する。
そのために、三度目の挑戦を決意しました。
私はこれまで、45年以上にわたって、弁護士として、多くの方々の悩みごと、困りごとの相談に乗り、解決してまいりました。
高金利の借金を抱えてしまった人、オウム真理教のサリン事件の被害を受けた人、いわゆる派遣切りによって仕事と住まいを失い野宿を余儀なくされた人、原発事故の被害を受けて避難を余儀なくされた人たち――。
このような、本当に困り抜いている人たちと多く接してきて、やはりこうした苦しみの背景にある政治の貧しさ、これを変えなければいけない、とりわけ、私自身が暮らしてきた、この東京を変えなければいけないと痛感し、過去二回の都知事選挙をたたかってきました。
1300万人以上の方が生活しているこの東京、比較的豊かな財源を持つこの東京ですが、しかし、こんにちも多くの住民の方々が、さまざまな困りごとを抱えています。保育所がなくて困っている人、介護に悩んでいる人、ひどい労働環境で苦しんでいる人、学費が払えずに学校に通えない若い人、不安定な生活で将来が展望できない若い夫婦、切り下げられる福祉で生活に困っているお年寄り。
こうしたこと方たちの困りごとの多くは、都政を変えれば、解決できるんです。安心して子育てできる、働ける、老後を過ごせる。誰もが人間らしく生きて、希望を持って暮らすことができる、そういう東京は、都政が変われば十分に実現できると確信しています。
東京都にはそれだけの財源もあります。ただ、その財源を都民のために使わず、無駄遣いしてしまってきただけです。
私は、前回の都知事選が終わってからも、問題の起きている東京の多くの現場に足を運び、多くの都民の方々の声を聞いてきました。都議会を毎回傍聴し、政策の検討を多くの専門家の方々と続けてまいりました。
まず、今回の都知事選挙で、私が強く言いたいことは、都政のすべてを都民のために、ということです。税金の無駄を削り、クリーンな都政を実現する、そして、地方自治法でいう「住民の福祉の増進」を、都政の目的にすえる。この当たり前のことが、これまで実現してこなかったわけです。まずこれを実現したいと思っています。
クリーンな都政を実現するためには、議会と職員の方々の協力も必要ですが、都民自身が参加して都政をチェックする仕組みが必要だと思います。行政から独立し、強力な調査権限を持つチェック機関を設置します。ここで、過去の都政にかかわる不正や無駄遣いも、すべて公の場で徹底的に調査いたします。
このようにして無駄を削り、それで作り出した財源は、すべて都民の福祉の充実のために使うことを公約に掲げます。
●政策部分ここでは略されています
主要な政策は準備できておりましたが、昨日おこなわれました参議院選挙、これはとても重要な意味を持つ選挙でしたので、これまで立候補表明を控えてまいりました。それも終わりましたので、本日、立候補の表明をすることとした次第です。
今回の都知事選挙では、なんといっても、正々堂々と政策を論じ合いたいと願っています。他の候補者の方々との、政策を中心とした討論を通じて、都民の方々に、東京の未来を選びとっていただきたいと思っています。
最後になりますが、私は、この東京を、人と人とが支えあい、あたたかいまちに変えたいと思っています。これは、誰かが変えるのではなく、私たち自身の手で変えることができるのだと、私は確信しています。短い選挙戦ではありますが、これからの選挙戦の中で、それを訴えていきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
posted by チームうつけん・ナオカ at 23:15|
談話
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